自社施工に |山形のエクステリアはお任せ下さい。【にわーるがフェンス施工】

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山形で施工している【にわーる】では、出来る事はやろうを合言葉に、

営業→見積り→施工→請求→集金

この流れを加速していきます。また、無いものや現実に不可能と言われていた事にチャレンジして行きたいと思います。

目次

山形で今回のフェンス工事の内容。

完成写真
着工前

今回の現場は雪で潰れてしまった、フェンスの交換作業になります。今回の工事で屋根の雪止めも付ける事になってまして、今後フェンスは潰れなくなると思います。古いフェンスですので、メーカーそのものが無く、似たような商品に替えることになりました。フェンスはハイサモア TR2型 色はブラウン 高さは60cmの距離21m切り詰め有りになります。

最初に雪で潰れたフェンスの撤去。

矢印の所はフェンスが外れている
逆アングル。全体的にガタガタ
右の矢印はお客様が外したフェンス、左の矢印は内側に曲がっている

この状態でから下の写真のようにパネルを取り外します。簡単な構造で、天端のビスを取ってキャップを外すし、柱から出てる留め金の引っかかっている所、パネルの結合部分のビスを外します。下の写真の様に1箇所にまとめておきます。

外したら目立つ様に柱が傾いています。

更に下の写真の様に基礎の天端ギリギリに柱をサンダーでカットします。サンダーの刃は切断砥石「金の卵」(10枚入) 105×1.0×15これを使ってます。安い刃って分厚くて切れ味も悪いんです。DIYならいいかもしれませんが、仕事の効率を上げるにはこの刃が良いです。薄くてしなるので、あまり無理をすると刃が砕け散り失明の危険がありますが、ほどほどならギリギリに切れます。

この写真はまだギリギリに切ってはない。

上の写真は基礎にヒビが入っています。コア抜きと言われる機械でフェンスの柱を埋め込む穴を開けます。その穴の周りの基礎の肉厚が薄くなり、経年劣化でヒビが入っていました。今回も穴を開け直したので、もしかすると何年後かにヒビが入る可能性はあります。原因はおそらく穴を開けた所に柱を挿して、モルタルで固めるのですが、そのモルタルが経年変化(収縮する)と基礎とコアを抜いたところに充填したモルタルの隙間が僅かにでき、その隙間から水が入って、冬に凍結して割れると思います。にわーるでは無収縮を使うように気をつけています。

早速コア抜きをやろうと位置出しをしたら…え?おかしくね?状態になりました。

まず、両端の柱の位置の中心に印をつけます。フェンスの始まりから、15cm以内に柱がある必要があります。フェンスパネルは2mなので次の柱は15cm以下のバックした所にある必要があります。

今回は最初の柱が始まりよりも10cm進んだ所に立てたので、次の柱はそこから180cmの所に立てます。そうする事で組みやすくなります。その理由は割愛します。聞きたい方はコメント下さい。

上記の様に位置を決めて、糸で結ぶのですが…ん?あれ?基礎が曲がってね?ってなりました。21mあるのですが、真ん中あたりが湾曲して道路に対して凹んでいます。コアの位置を前にずらすか、基礎なりにコアを開けてフェンスを歪ませるかどっち?状態になり基礎を無視してコアを真っ直ぐに開ける事にしました。

更に問題があり、最初の予定では既存のフェンスの柱の位置にもう一度コア抜きをして、余計な穴を増やさない方向でしたが、柱のピッチがおかしくて、開け直す事にしました。

控えめに言って手抜き

このフェンスをつけた業者はおそらく素人か手 抜き業者で、その理由はまずフェンスの向きが表と裏が逆ʬ。通常メーカーのシールって見えない方に来ないと、見える所にあったらカッコ悪いし、ビスの穴も空いてません。それなのに見える方向、すなわち正面にシールが貼ってありました。どうやってビスをつけたのか謎ですが、なんとか収まっていました。

更に、一番左の穴だけは同じだったので、既存の柱があった所に同じ様にコア抜きしたのですが、なんとフェンスの埋め込み部分が10cmくらいカットされていました。通常は20cm掘るんですが、天端から8cmくらいの所に鉄筋がありまして、しかも16mmの太いもので、おそらく時間がかかるか、コアカッターの刃が減るからという理由で、コアをそこでやめて、柱を切るという暴挙に出たのだと思います。メーカーの規定では17.5cmが埋め込みなので、半分も埋まってない状態です。

自社施工と外注のカラクリ


例えばフェンスの作業代が1m3500円でお客様に出す場合、下請けに払う金額は2500円くらいです。そうすると、私が付ききっきりで現場を見てるわけにも金額的に行かなくなるので、朝顔出してお任せになるんです。その後は私も完成しか見れません。工程を写真で管理はしてもらってますが、全部が全部とはいきません。写真だけちゃんとする可能性もありますしね。さらに、下請けがさらに下請けに出す、いわゆる孫請けになる場合もあり、孫請けの場合は金額が更に安くなり、ギリギリで仕事をするしかありません。そうすると、詰めるところは作業費しか無いので、手抜きし始めます。お客様のことは考えていないです。
つまり、下に出せば出すほど
お客様<自分になってきます。この構造がエクステリアの闇だと思ってます。そもそも、フェンス等アルミ製品は、プラモデルを組み立てるように完成形は決まっています。誰がやっても同じ形になります(グニャグニャ、ガタガタは論外)。お客様はそれなら安い所に頼もうと思いがちです。こうなると、元請けは安く取り、更に利益を取って下請けに。と、負のスパイラルになります。なので、自社施工した方が、現場の管理もできるし、利益も取れるし、お客様の喜んだ顔も見れるしで、いいとこづくめなんです。

自社施工のメリット

自社施工のメリットは、なんと言っても私がお客様と打ち合わせして、私の従業員達と施工するので、お客様の考えや思いが、ほぼ実現されるという事です。今回のフェンスに限らず、お庭の工事でも、何度も打ち合わせを重ねているうちに、お客様の性格や考え方、庭に対する想いなども分かってきます。それを図面に落とし込み御提案するので、施工する時にも想いを踏まえて作業しています。やはりそれが最大のメリットだと思います。

逆に、打ち合わせだけして、仕事を決めて、外注に丸投げしたら、その想いは絶対に届かないと思います。ほんのちょっとしたおさまりの部分など、どうでもいい事のようですが、このお客様なら、こうした方が喜んでくれるなとか、絶対に分からないと思います。朝の挨拶と夕方の挨拶くらいしか話をしない外注業者に分かるはずがありません。私も付きっきりになる訳にもいかないので。

自社施工のデメリット

これは何箇所の現場も同時にこなせないという事です。にわーるの場合最大2件同時進行が関の山です。お急ぎのお客様などは、どうしてもお断りせざる得ない、もしくは、施工出来るまで我慢して待って頂くしかない、それがデメリットです。

まとめ

にわーるも出来ない事もいっぱいあります。出来る事は出来るだけ直接の施工を心がけています。外注が嫌なのではなく、私の考え方とズレた時に、残念な気持ちになるのが嫌なんです。皆さんも経験あると思いますが、「あれ?思っていたのと違う」そう、あの感じがとても嫌なんです。

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