予算内で出来る | 山形でフェンスを使った目隠し【あなたの樹木は大丈?】

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この記事は、山形市で【にわーる】が道路にはみ出したカイズカイブキを伐採して、化粧ブロック1段とフェンスの組み合わせで、スッキリした仕上がりになりました。

道路に樹木がはみ出して、通行人がそれを避けて通ろうと、車道側にはみ出して、車に轢かれる。雪の塊が落ちて来て、通行人に怪我をさせる等、道路にはみ出している樹木はとても危険です。

目次

はみ出したカイズカイブキ

カイズカイブキという、30年くらい前に流行った樹木で、刈り込みが弱いと毎年少しづつ大きくなり、刈り込みが強いと、先祖返り?をしてトゲトゲの厄介な枝が出てくる、現代ではほぼ植えることのない樹木です。

わかります?よく見かける光景ですよね?でも、これ結構問題になってます。

通学路にはみ出していて、それを避けようと車道側に出たところを轢かれる。

または、雪が上に溜まって、歩行者に落ちて怪我をする。

少し考えただけで、デメリットだらけですが、唯一のメリットは目隠しになるという事です。

他にも同じように生け垣になっている部分はあるのですが、施主様は道路側がとにかく気になるという事で、道路側だけの施工となりました。

こんな感じです。サッパリしましたよ。

でも、このままだと、防犯上良くないじゃないですか?

そこで、フェンスで塞ぐ提案です。

フェンスの種類

フェンスと言っても色々あります。

素材だけでも大まかに言って、木製のフェンスやアルミのフェンス、樹脂性のフェンス、発泡スチロールなど。

形は縦張りや横張り、メッシュ(アミアミ)、壁など。

で、いつも思うことがありまして、お客様は高いフェンスで目隠しを希望されます。

でも、通常のフェンス(価格が手頃)は、1.2mが最高の高さなんです。

実際は2mとかのフェンスも存在しますが、柱が太くなるので、基礎の上に穴を開けて、施工することが出来ません。

独立基礎という穴の空いたコンクリートを埋めて、そこに柱を立てる必要があります。

詳しくは、後ほど御説明致しますが、大きいフェンスは価格も、作業も手頃ではないという事です。

今回は、縦張りのアルミ素材の高さ1.0mのフェンスと、土留めも兼ねた化粧ブロック1段で、最終的な仕上がりが1.2m+既存の基礎で、道路からの高さは1.6mくらいになりました。

ハプニング発生

樹木によって隠れていて、既存の基礎の高さが計れませんでした。伐採してから測ってみましたが、なんと右と左で7cmの高低差がありました。

基本的に基礎の天端は水平が当たり前ですが、なぜか、この基礎は道路と同じ勾配がついていました。

勾配がついた状態で、ブロックやフェンスを施工出来ない事もないと思いますが、やり辛いし、何よりクオリティが下がるので、まずは既存基礎の修正をしないといけなくなりました。

他にも問題があり、既存の基礎は古く、途中に縦にひび割れがあり、お客様に基礎からやり直さないと、その上にブロックを積んで、フェンスをしても、土台がダメなら将来的にブロックもフェンスもダメになるかもしれないと、話しましたが、予算の関係で天端の修正だけとなりました。

こんな感じに、鉄筋を40cmピッチに打ち込み、型枠を建てて、モルタルで天端の調整です。最大で7cmの差がありました。また、通りも真っ直ぐでなく、グニャグニャだったので、それの修正も大変でした。

既存基礎のの割れは、地盤の締め固めが悪かったとか、経年劣化など、原因はあると思うのですが、通りのグニャグニャに関しては、最初からだと思います。自然になるはずがありません。

当時この施工をした時、必ず気付いていると思うのですが、壊すのがめんどくさい、利益が無くなるなどの理由でやり直しをしなかった業者の心の内を知りたいです。

早速ブロックを積んでみた。

天端の修正が上手くいったので、化粧ブロックを積みました。

商品は[エスビック タフD130]

強度区分D種のタフなやつです。最近のお気に入りです。

積み方は割愛致しますが、上手くいったと思います。

フェンスの設置

まずは、柱を建てます。柱は当たり前ですが、縦横、高さ、通りしっかり見て取り付ける必要があるので、スーパーアイテムを使い、キッチリと取り付けました。

ここでも、ポイントがあります。

フェンス施工の闇

外注に出す会社に依頼した場合、ブロック積む業者と、フェンスを取り付けるエクステリア業者と2社に発注する事になります。

2社に発注するとどうなるか?

まず、ブロック業社はブロックを積んで、天端の仕上げまでして行きます。ただ、フェンスの柱が入る穴だけはそのままで、仕上げていきません。まあ、モルタルで埋めてしまったら、柱が設置できないから当然です。

次に、フェンス業者が来て、柱を取り付け、パネルを取り付け、柱周りの天端仕上げをして完了です。

仕上がりは、柱周りの天端仕上がりのモルタルの色と、柱以外の天端のモルタルの色が、違う色になります。あなたも見た事があるんじゃないですか?

土間コンクリートの駐車場に、後からカーポートを付けて、柱周りが色違いになり、後からつけたのが分かる仕様の事です。まあ、本当に後から付けたのならば、しょうがないですよね?

でもよーく考えて下さい。新規の場合ですからね。

新規の施工の場合、一貫して作業の出来る業者に依頼した場合、ブロック天端を仕上げる前に柱を取り付けて、天端の仕上げをしてから、フェンスをつける事で綺麗な仕上がりになるのです。

では、なぜそんなことをするのか?工程をおさらいします。それぞれ1日でどちらも終わる作業量だとします。

1.ブロック業社 2.フェンス業者とします。

1がやってきて、ブロックを積み天端を柱以外のところを仕上げます。2が別の日にやってきて、

  • 1が来て、ブロックを積み、柱以外の天端を仕上げる。1日かかる。
  • 2が別の日に来て柱とフェンスを取り付けて、柱周りの天端を仕上げて完了。1日かかる。

このやり方だと、それぞれ、1日ずつ現場に来れば終わりますよね?

では、次に天端を全て綺麗に仕上げる工程です。条件は同じです。

  • 1が来て、ブロックを積む。14:00には終わる。
  • 2が来て、柱を取り付ける。12:00には終わる。
  • 1が来て、全ての天端を仕上げる。11:00には終わる。
  • 2が来て、フェンスを取り付けて完了。12:00には終わる。

この工程が必要になります。1は、半日を2日。2も半日を2日と、ものすごく効率が悪くなりますし、単価も高くなってしまいます。

だから、業者優先の施工方法が一般的になっています。

下請けは単価が安いので、お客様の満足よりも、効率が良く、利益が出る施工をやります。

業者都合の施工方法で、お客様の満足度を無視したやり方だと私は思います。私の自宅をこのやり方でやられたら、嫌だなと心から思ってしまいます。

では、これを一貫して作業の出来る業者がやったらどうなるか?

  • ブロックを積む。14:00に終わる。
  • 次の日、柱を取り付けて、天端を仕上げて、フェンスを取り付けて完了。

2日で終わります。しかも、仕上がりも綺麗です。

あなたはどちらを選びますか?

こんな感じに柱を立てていきます。写真に写ってる、このオレンジの物がいい仕事をしてくれてます。

ブロックの天端仕上げ

先ほども書いたように、天端の仕上げをしていきます。

と思って、写真を探しましたが、撮り忘れたので、裏から撮った写真を載せておきます。

天端仕上げも、なかなか奥が深く難しいです。タイミングが重要です。

フェンスのパネルを取り付け

ここでまたまたハプニングが発生しました。

写真を見てもらえばわかりますが、フェンスが凹んでいます。

出荷時に凹んだのか、運送中に凹んだのか、事務所の倉庫で凹んだのか…

もうどこでなったかわからないので、一応、問屋さんに連絡だけしておきます。

しかし、この現場は7.3mの距離なので、1枚2mのパネルを3枚と1.3m分のフェンスがあれば間に合うので、凹んだところはカットして捨てますので、影響が無くてよかったです。

しかし、アルミ系の製品は良くあることですよね。1番多いのが、傷がついてる事です。言わば不良品です。

そういえば、思い出したことがあるのですが、先日、ブロック屋さんに行って、ブロックを購入したんですが、200個全て欠けてたりしてないか、検品しながら積んでいたんです。そしたら、そんな細かい所まで見られたら、売るものが無くなると言われました。

つまり、少しくらい欠けてる商品は当たり前と言ってるんです。でも、よく考えて下さい。1個250円くらい出して購入してるんですよ。欠けてるのが当たり前の商品なんてありえますか?そんなの世の中どこ探してもないでしょ?

話はズレましたが、パネルはハメるだけなので、簡単に終わりました。

ビフォー
アフター

まとめ

最近の工事で多くなって来ている、樹木を伐採して、その代わりにフェンスで目隠しのパターンを、御紹介致しました。

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