いらないなら切っちゃいなよ! | 山形の街路樹剪定切り方ってどうなの?【にわーるの剪定とてらしあわせて考えてみた】

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下の写真を見てください。これは国道13号線青田付近の剪定後の写真です。もう、木なのか?棒なのか?枯れてるのか?生きているのか?なんの木か?全然分からないそんな状態です。何の為に剪定をするのでしょうか?いや、なんのために植栽しているのでしょうか?その辺を私なりに考えてみます。

目次

何のための植栽か?

多分、環境に配慮した植栽では無いと思います。植物は光合成をして二酸化炭素を酸素に変えるから環境にいいと植栽しているはずがないです。おそらく、景観が良くなるというか、道路を作った時に殺風景になるから植栽したんだと思います。ようは、雰囲気で植栽したんですね。だから、何も考えないで、電柱と同じ並びに植栽をしてしまっているんだと思います。電柱と並ぶということは当然ながら電線が樹木の上を通るので、樹木の樹高は制限されます。この時点で樹木の事を全く考えていないですね。

なんのための剪定か?

当然ながら樹木は成長します。大きくなったら強剪定する。そんな単純では無いですよ。樹木も生きているんです。幹の太さに葉っぱの量や枝の数も決まってきます。しかし、道路にも近く枝を伸ばすことが出来ないし、樹高も電線があるせいで高くも出来ない。1番の理由は落ち葉が落ちる為、住民からの苦情や、道路清掃の大変さを軽減する為に、落ち葉が落ちる前のこの時期に、どこもかしこも一斉に街路樹剪定をするんでしょうね。でも、木は樹齢とともに大きさは大きくなるんです。山形の街路樹剪定は枝は99%切って、ツノみたいな短い枝を2本くらい残して葉っぱは全部無くして終わりです。で、強く剪定するもんだから、次の年も徒長枝が大量に出て、また強剪定して、を繰り返して今まで来ました。必要ないなら伐採すれば良くないですか?何のための街路樹ですか?にわーるでは、剪定は枝を育てる為にやっていると教えていますし、私もそう剪定しています。お客様にも説明して納得してもらい剪定作業をしています。もう一度言います!剪定は枝を育てる為に必要な作業です。

樹木は邪魔者なのか?いつから邪魔者になってしまったのか?

剪定は枝を育てる為にやるもので、邪魔だからするものではありません。邪魔なら根元から伐採ればいいですし、そんな気持ちで植えられている樹木も可哀想です!

そもそも、植えた人が悪いんです。

境界ギリギリに植えたばっかりに、お隣さんと喧嘩になった…、

落ち葉がひどくて掃き掃除が大変だ…

大きくなりすぎて日陰になる…

いやいや、樹木が勝手にその場所に動いたんですか?あなたがそこに植えた、もしくは業者に指示をした、そんな事例がほとんどです。樹木の特性も分からず、自分勝手に植えて、自分勝手に樹木の種類がわからなくなる様な強剪定をして、挙げ句の果てに伐採する。樹木にとってかわいそうすぎませんか?

もっと言えば、

病気になったから伐採したい…

病気になったから何とかして欲しい…

病気になったから…

いやいや、まず、植える段階で砂利だらけの所に必要最低限しか掘らず、必要最低限の土しか入れずに植えていませんか?病気がちの樹木ってそんな過酷な環境で育ってるものが多いです。将来成長する分くらいは、あらかじめ土を入れておくのが常識ですよ。植える時の根っこの大きさだけ掘ればいいんじゃないんです。

まとめ

皆さんは安い物は疑いもせず、高いものだけ疑っています。なぜ安いか?なぜだろう?なぜ高いか?

全てそれなりに理由があるのです。いい例がシルバー人材です。遠目から見たら私たちが剪定した物と変わらないかも知れません。でも、樹木の下から見上げてみて下さい。きっと違いが分かるはずです。

まず、植栽からプロに頼みましょう!プロは将来どう成長するかわかったうえで植栽しています。高木、中木、低木、落葉樹、常緑樹など使い分けてきっと素晴らしい庭にしてくれるでしょう!

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