完全に個人的な意見ですが、今後の経験に活かしたいと思います。
有名なあんこ餅のお店
山形の温泉街に有名なあんこ餅屋さんがあります。出来立ての餅に甘さも控えめなあんこがたまらない、本当に美味しいあんこ餅なんです。私もファンの一人なので、休みの日に朝から並んで買いに行ったりします。
そこで事件が起きました。
購入する為には、まず並びます。
今日は13人くらい並んでいました。
室内には3名しか入れません。
売り物はあんこ餅だけです。
1人あたり3〜5分かかります。
ここから事件です。
まあ、とにかく並んだんですよ。私は並ぶのが好きでは無いので、わざわざ県外の人気ラーメン店やお食事処などに行っても、行列が出来ていたら並びません。10人以下なら並ぶかもしれません。
今回はどうしても食べたかったので、13人並んでいましたが並びました。
私が駐車場に入った時に隣に駐めた、おじさん?お爺さん?いや、ダンディなお父さんがいました。
私はそのお父さんの後ろをずーと車で走っていて、そのまま同じ店に入った、いわば今日の同盟者です。
そして、その人の後ろに並んだんです。
身なりもまともで、とても普通のお父さんです。
それから、30分〜40分くらい並んで、ようやく店内に入りました。
お父さんが入って、その後ろに離れて並んだんです。
お父さん「予約した〇〇です」
無愛想な中年店員「はい、50個ですね」
私(えっ?50個?)
お父さん「えっ?15個です」
中年店員「7:30に予約の〇〇さんですよね?50個です」
お父さん「いゃ〜15個って言ったんですよー」
中年「・・・」
ガラガラ〜っと奥の厨房に入って行って、しばらくした後、ボスの婆ちゃんが登場
ボス「7:30の予約した人ですよね怒。50個って言いましたよね怒。」
お父さん「いゃ〜15個って言ったんですよ」
ボス「何回も確認したでしょ怒?あなたが予約したんですか?」
お父さん「はいそうです」
ボス「あなたはもう予約しないで下さい。はなしになんない。他の家の人が予約して。」
お父さん「あっはい」
そしてまた、ガラガラ〜と奥に引っ込んでいきました。
この一連の流れをどう思いますか?
ちょっと話は戻りますが、並んでいる最中も、ちょいちょい順番を抜かして店内に入って行く人がいました。
理由はわかりませんでしたが、会計してあんこ餅を持って出て来ます。
私は順番を抜かしていく行為に苛立ちを感じましたが、これがこの店のシステムなのかと自分を納得させました。
要するに、ここは予約さえしていれば並ばなくても買えるシステムなんです。
現に私の会計の時にも、近くの旅館のお兄さんが割り込んできて、予約してるあんこ餅を買おうとしてました。中年店員も違和感なく会計に応じていました。
私はというと、相当イラついてましたが、40歳も過ぎているので、クールフェイスを保っていました。
話は戻りますが、こんな腐ったシステムなんですが、お父さんはずーっと私と並んでいたわけですよ。
そのお父さんに対して、その言い方は失礼極まりないと思いませんか?
100歩譲って、ボケていたとしましょう。
それでも、そこまで言う必要もなく、ちゃんとした対応をすれば良かったんじゃ無いかと思います。
その対応を見せられる私も相当不愉快でした。
私なら帰りますね。そのお父さんは家族から頼まれて買いに来たのか知りませんが、怒りと家族を天秤にかけた時に、家族を取ったんでしょうね。流石です。
そんな対応ができるお父さんがボケているはずがないでしょう。と、私は思います。
さらなるイラつき
さらに、イラつきがここで起きました。
先ほど書いたように、私の準場になった時に、近くの旅館のお兄さんが入り口から順番無視で入って来て、私の前に割り込み、会計して出て行きました。それでも十分怒り浸透の私に追い打ちをかける出来事が起こりました。
10個頼んだ私に出されたあんこ餅は、先ほどのお父さんに売るはずだったあんこ餅でした。
どの辺がイラつくの?と、思われる方もいると思いますが、ここは、注文してから奥の調理室に行って注文数量を梱包して提供するスタイルなのです。ですので、出来立てと言っても過言では無いくらい、ほんのりと温かい餅の状態で、持ち帰ることが出来き、家に帰って食べる時も、まだ温かいので、もちもちしてとても美味しいんです。
それが、散々待たされた挙句、お父さんのキャンセルした分を私に渡すなんて・・・。
だってそれは、7:30に取りにくる予定に作ったので、それ以前に作ったあんこ餅なはずなんです。
おそらく、7:00頃には作った物でしょうね。
絶対にもう冷めてますよね?
帰り道もお父さんと同じ方向で、来た方向に向かって車を走らせていました。何故か車の後ろ姿からは哀愁が漂っていたように感じました。
自宅に帰って食べようとした時には、やはりもう冷たくなっていました。
ついでに、奥の銀歯も取れました。
このあんこ餅は、夜には固くなり電子レンジで温めないと食べられない状態になります。
そんなデリケートなあんこ餅なんです。
買い手の私がわかるので、売り手の中年店員がわからないはずはありません。
結局、あんこ餅の品質よりも、自分達の利益を優先したと言う事です。
このお店はあんこ餅しか販売していない、あんこ餅専門店なんですよ。その専門店の唯一の商品を蔑ろにするなんて…..
ついでに言わせて貰えば、常連さんが予約して買いに来ていたとするなら、並んでいる人に配慮して、裏口から商品を渡すなど方法はいくらでもあると思います。
並んでる横を素通りして、並ばずに購入出来るシステムは気分が悪くなるだけです。
よく蕎麦屋さんでもあると思いますが、常連さん用の個室があり、お昼時の混雑時には、空いていれば裏口からそこに通されるシステム。そう、あれなんですよ。
並んでるお客さんに対して、せめてもの配慮です。
学んだこと
このお店はおそらく儲かっています。今日みたいな対応で、お客が多少減っても、次々と新規のお客が来るので、どうでもいいと思ってると思います。
だから、そんな接客しか出来ないんだと思います。
でも、私の業界も同じですが、言葉遣いや、くわえタバコでの作業やなど、ひと昔前の職人は今は流行りません。
[お客様に対して仕事をしてやってる]
[売ってやってる]
この様な職人気取りは終わりの時代なんです。
年配のお年寄りのお客様は、もう大変なくらいおもてなしをして頂けます。
先日もお昼時間に、炊き込みご飯とお味噌汁、ウインナー3本とブロッコリー、さらに和菓子のデザートと、コーラとアクエリアス。ウインナーにはわざわざマヨネーズまで付けていただきました。
お袋の味を現場で体験出来ました。
この様にとんでもないおもてなしをしてくれます。
年配のお客様は感覚的には、[職人さんに仕事をしてもらってる]だと思います。
ですので、職人の[してやってる]と言う考えは古すぎるのです。
これを続けると、とんでもない事態になる事は予想出来ると思います。
とんでもない状態になってから騒いでも、もうどうしょうもない状態になります。
信用を積み重ねるのは長い時間がかかりますが、信用を失うのはアッ!というまです。
適当な事をしていると、本当に信用が無くなります。
1つ良い例があったのを思い出しました。
先日、ちょっとした用がありお客様の所へお邪魔しました。
私:解体費用どのくらいかかるの?
ばあちゃん:ほれっ!
と、見積書を見せてくれました。
金額は100万だったとしましょう。
その後、またまたお邪魔したら、すっかり綺麗になっていました。
私:すっかり良くなったねー
ばあちゃん:んだー。金額追加なったけど冬に間に合っていがったー。
私:え?
ばあちゃん:なんかよー、屋根?の間にある素材の処理が金かかったんだどー。
私:いやいや、見積りの時に分からなかったんですか?
ばあちゃん:しゃねー。んでも、しょうがないべー。綺麗にしてもらったんだから。
私:・・・
最終的に請求書を出された時に、追加の金額30万円を理由と共に言われたそうです。
お客様は、綺麗にしてもらったんだから、文句は言えないと言ってました。むしろ、大変だったと同情すらしてました。
業者も年配の方でしたので、(かかったもんを請求して何が悪い)のスタンスだと思います。
現代の職人さんならあり得ません。事前に御説明して、納得してもらってから作業します。
現代のお客様も、工事後の後出し追加請求は納得出来ませんし、揉める原因になります。
今日の格言
人の振り見て我が振り直せ!
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