最近よくあるこんな事。口癖でつい安くしと言ってしまう人に読んでもらいたい。

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それぞれのスーパーの特売品を購入しに時間とガソリン代と事故リスクをかけて回るのが得か、1つのスーパーで買い物を済ますのが得かの話です。

目次

会社の規模で違ってくる見積金額

見積り金額はその会社で全然違ってくるのは当たり前です。現場で稼がない人が会社に居ればいるほど当然ながら工事金額は高くなります。造園は現場で仕事をしないとお金は発生しません。

大きい会社は工事金額の大きい仕事がメインになるのはこの為です。300万円くらいからがターゲットになると思います。

私のような個人事業主は30万円位からが工事のターゲットになります。

何度も言いますが、私も電気屋に行って商品を見て、ネットで見て金額を比較します。それと同じ感覚で工事や剪定などの見積りをされる方が多いです。

見積りを他と比べる、いわゆる相見積りをします。

もっと安くして!の3パターン

1つ目のパターン

個人のお客様でよくあるあるなのは「もっと安くして欲しい」という言葉です。何を根拠に安くして欲しいのかよくわかりません。漠然と『安くして』はとても失礼です。

私達も適当に金額を出しているわけではないく、真剣に何時間もかけて、そのお客様の事を考えながらプランニングしていますので、それに対して「安くして」とか見積り提出後、音沙汰がないとか非常識だと思うんです。

こんな事を書くと難しい人だと思われる人もいると思いますが、そのお客様の見積もりして欲しいと言う希望に対して、全力で何時間もかけて労力を費やしています。あーしたらとか、こーしたらどうだとか、どの会社もそうですが、とにかく色々考えて色々と動いているんです。

そして、やっと出来た見積りを持って行ったら、何の根拠も無しに安くしてとか、やるのかやらないのか、どうしたいのか等アンサーが無いのはありえないでしょ?って思います。

しかもこちらは無料でやってるんです。しかも、あなたは仲のいい友達でも無く、初めて会った人です。逆にあなたは初めて会った人の為に1日も2日もかけて何かしてあげれますか?

リピーターのお客様なら話は別なのですが。

私は仕事ですからやってますけど、仕事じゃ無ければ絶対に他人の為にそこまで時間を使いません。時間が勿体ないからです。

ただ、リピーターのお客様には、こんなことも無料なのって言うくらいのサービスはしてるつもりです。私達の事を信用してくれていますので、出来る限り私も尽くしたいと思っていますし、そうしようとしています。

やはり、信頼関係がとても大事で、他社との相見積もりなどは典型的に疑っていますよね?本当に適正金額なのかどうなのか?

私はむしろ、予算が50万円で、業者が48万円の見積もりを出して来たら、お願いすると思うんです。他の業者はもっと安いんじゃないかとか、スケベな事は考えませんし、予算内なら他を探すのは時間の無駄でしかありません。材料の相場なんてものはネットでいくらでも調べられる時代です。

ただ、その営業マンが気に入らなければ、仕事は頼みません。

造園業は庭を作って終わりでは無いのです。そこから長い付き合いが始まります。剪定や雪囲いや芝刈りやウッドデッキのメンテナンス等、様々なイベントが今後発生します。

その度に業者を相見積もりしていたのでは、本当に疲れますし、時間の無駄です。

2つ目のパターン

これは経営者に多いです。もっと言えば下請けの経営者に多いです。「もうちょっと安くなんないですか?」これが口癖です。多分、自分の仕事上で元請けに金額を叩かれているので、自分も叩いてやろうと、そんな感じのセリフが出ると思います。ただですよ?自分が叩かれてるからと言って、私達まで金額を叩く必要がありますか?しまいには、「従業員にいくら払ってんだ?」とか、「手伝いの外注にいくら払ってんだ?」とか、一切その人に関係ない事を聞いてきて、挙句、勝手に金額を計算して、「これでやれるでしょ?」とか言ってくる酷い経営者もいます。これでは気持ちよく仕事は出来ません。

3つ目のパターン

自分で少し作業して断念し、私達に見積りをお願いする人です。「ここまでやったんだから少しまけて」と言ってくる人ですね。例えば5個穴を掘る仕事で1つ自分で掘ったけど、あまりの大変さに挫折して、私達に見積もりを頼むパターンです。残り4個は重機を使う必要があったりすると、正直4個も5個も作業金額としては大して変わりありません。なのに、「1個掘ったんだからその分安くてして」と言い出すこんなパターンです。まあ、この場合は安くする方が多いかもしれません。だって、確かに頑張ったんでしょうから、努力の分だけ安くしたいと思いますが、穴の値段が1個5000円だとしたら、せいぜい2000円くらいの値引きが妥当です。これは、努力に対する対価であり、作業労力に対する対価ではありません。結局、掘り直す必要があるからです。

まとめ

これは何回も書いていますが、最初から高額のボッタクリ見積りを出している訳ではありません。ある程度の知識や経験を元に金額を決定しています。これを安くしろは失礼でしかありません。自分に合わなければ、断ればいいだけなんです。断りづらいとか関係ないんです。

あと、これも覚えてて欲しいのですが、相手に「安くして」と言うのは、自分の事しか考えてない表れでもあるのです。例えば100と言う数があり、50:50で平等ですね。生活レベルもこれで対等です。安くしてと言うことは60:40や70:30にしてと言ってる事と同じです。自分の懐は70で相手は30でもいいってことですよね?

では、あなたの旦那様が30の立場だったらどうなりますか?これは勤めてる会社員の立場でも、自営業の立場でもどちらでも関係ないです。30の立場なら、当然ながら生活レベルも低くなり、「今月も苦しいのよ」状態が続きます。自分は70の立場がいいのに、相手は30の立場にしても構わないっておかしくないですか?

最近流行のポイントってありますよね?100円で1ポイント溜まるってやつです。あれだって、お得に感じるかも知れませんが、そもそも購入金額が1円以上うわのせされてます。むしろ、100円で販売出来るものを110円で販売して、1ポイント還元してるふりをして、9円儲けてる可能性の方が高いです。それをお得だと思ってる人は本質を見抜けていません。

最後に。愚痴っぽくなりましたが、50:50が商売の本質だと思ってます。

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