ぶった斬り | にわーるがぶっちゃけトーク【外構工事が安い事は良い事か?良い事と悪い事があります】

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今回は安い事はジャスティスなのか、みなさまの長年の疑問にお答えしたいと思います。わかりやすいように作業の例を織り交ぜてご説明致します!

目次

金額の差。なんでこんなに違うの?品質?ブランド?

この記事を見ている皆さんは、金額についてどう思われていますか?値段が高いのはボッタクリ悪質業者で安いのはとても親切な業者だと思っていませんか?もしかすると、逆かもしれませんよ?

そもそも、適正金額とはなんでしょうか?

例えば100均ショップに行ったら、100円が適正金額になるでしょう。100均ショップでたまに500円の商品が売ってますが、それを見た時は高いと思っちゃいますよね?どうしてでしょうか?100円で買えるつもりで行ったのに、100円じゃなかったから高いと思うのではないでしょうか?

例えばその商品がスマホの充電器だとしましょう。

100均ショップで500円で売ってる、高いなと感じた物と似たような物が、電器屋さんでは1000円で売っています。そしたらどう思いますか?100均ショップが安いと思いますか?どうしても欲しければ、あなたならどちらを買いますか?

私ならその状況に応じて考えます。まず、最初に安いと思ってる100均で「500円もするのかー」と落胆して、電気屋に行きます。電気屋では、1000円で売っていました。やっぱり100均の方が安かったと思い、100均に買いに行こうか悩みます。まあ、それが普通ですよね?

そこで、私はその後こういう風にも考えます。

その充電器をどんな感じに使うのか?今使えればいいのか?今後も長く使うのか?

それで、どっちを買うか決めます。とりあえず、今充電できればいいのなら安い方に越したことはないですから。

しかし、すぐに使わなくなるものに(ゴミになるとわかっている物)お金を払うのも勿体無い気はします。

また、所持金が510円しかなければ、500円のを買うしか選択肢はなくなります。

つまり、適正金額とはあなた次第でどうにでもなる金額と言うことになります。

ただ、それでは世の中が成り立たなくなるので、定価と言うものがあり、それを基準に自分が買えるのか買えないのかを判断できるようにしてあります。

では、安い物と高い物の違いとはなんでしょうか?ブランドの違い?品質の違い?なにがその価格を決定させている原因なんでしょう?

私が思うのは品質の差だと思います。品質が同じ、もしくはそれ以上でブランド力がつくのであって、そもそも、低品質の物にブランド力はありません。高品質だからこそブランド力があるのだと思います。

ガーデニングやエクステリアに関してはどうでしょう?

前置きが長くなりましたが、庭に関してはどうでしょう?

例えば、同じメーカーの同じフェンスが定価で30000円だとします。

材料価格のみでA社25000円

にわーる20000円

この見積りだったら、にわーるから買いますよね?私もそうします。ここまでは、上記で説明した通りですよね?

ここからが難しいところなんですが、商品を買うだけでなく、設置までして欲しいとお願いしたところ、

A社は取り付け料が5000円で合計30000円

にわーるは取り付け料が15000円で合計35000円

の見積りが出ました。

あなたならどうしますか?物だけなら安かった、にわーるが結局は高くなってしまいました。なぜでしょう?

見積りをよく見ると、A社は穴を掘って、そこにモルタルを流し込み施工します。にわーるは穴を掘って基礎ブロックを設置し、そこにモルタルを流し込み施工します。

あなたはどうしますか?これがエクステリア工事の闇です。つまり、価格の差は施工の金額が大きく関係するって事です。施工方法も違うって事です。

A社の施工方法で、にわーるの価格ならぼったくりですが、会社それぞれの施工方法が違うだけです。ただ、耐久性や強度の違いは当然あります。ちゃんとした施工をすれば、長い間その環境を楽しむ事が出来ます。風が吹いても倒れない頑丈なフェンスになります。あれ?100均の時と似ていますね?

もっと細かく言えば、モルタルの配合やjis規格の基礎ブロックじゃないブロックを使ってるとかでも金額が違ってきます。

結局はちゃんとした施工をすればちゃんとした物ができるという事です。

ここからは私の感覚にはなりますが、ちゃんとしたフェンスを、ちゃんとしない施工でつけると勿体ない感じがします。

ここの部分をちゃんと理解できないとダメなんです。自分で安い方を選んで、クレームをつけるなんて正真正銘のクレーマーですからね。ちゃんと施工するにはコストがかかるので金額は高くなるのは当然なんです。でも、長持ちしますし、安くないフェンスも無駄になりません。

あともう1つは、ちゃんとした施工を安くするのは基本的に無理です。ヴィトンのお店に行ってユニクロで似たような商品が1000円で売ってんだから1000円にしてよ!と言ってるもんなんです。違うか?ちょい違いますね。

まあ、それをやったら間違いなく赤字になるのでにわーるではやりません。手抜きだと思う施工もしたくないので、そんな場合はお断りする事にしております。

施工もできる所は自分達で施工する事で、コストを下げる工夫や手抜き施工が無いようにしています。

一番ダメなのは仕事だけ取って、下請けに丸投げする会社です。そんな会社は要注意ですよ。本当に要注意です。

この間あった酷いところだと、「1社目が受注して、2社目に丸投げして、3社目も丸投げして、4社目が適正値段で仕事を請け負った。」なんてこともありました。これは酷いと思いますよ。

例えば、ハウスメーカーが請け負って下請けの大工さんに発注して、大工さんが水回りを設備屋さんに下請け発注とかじゃないですからね。この場合で言うと、水回りを受注した設備屋さんが、、そのままその仕事を下請けの設備屋さんに出して、その設備屋さんもそのまま下請けに出してって流れです。

わかります?これ、最初の下請け設備屋さんは大工さんに1割引かれた金額で受注したとして、その下請けBに1割引いて発注、その下請けCも1割引いて下請けDに発注、下請けDが貰った金額は一体いくらでしょう?小学生でも解ける簡単な計算ですが、大人でも解けない深い闇がそこにはあるのです。

こうなると、どうなると思いますか?利益が1割しか出ない仕事に本気にはならないので、設備屋さんもBもCも現場になんか一切来ませんし、Dは安い利益も出ない仕事なので、一生懸命になんかやりません。お客様はちゃんとしたお金を払っているのに、実際に仕事をしたD社にはまともなお金が支払われていません。これがです。

剪定の金額の差はどうなの?

上記では主に工事の事を書きました。では、剪定作業はどうなんでしょうか。剪定作業も結構難しい所です。前にも書いたかもしれませんが、いい例があります。

新規でお客様からご依頼がありまして、お見積りにお伺いした際に、今まではシルバー人材に依頼していたとの事。お見積もりを提出したら金額の差にビックリしていました。3倍くらい私の方が高かったのです。でも、作業を依頼いただいて作業したのですが、ゴミの量にびっくりしていました。今までは燃えるゴミの袋特大に6個くらいだったのが、私達の作業では軽トラの屋根までの高さで満杯になったらかです。

つまり、見た目だけの剪定なのか、中の絡んでる枝もちゃんと剪定してるのか、将来の事を考えて剪定しているのかの違いですね。この作業も同じでちゃんとすれば手間もかかるし、ゴミも大量に出るんです。ちゃんと仕事をやれば、樹木も良くなるんです。シルバー人材や素人がやれば、樹形は壊れます。

これもまた、100均と同じで「安かろう、悪かろう、それでもよかろう」ですね。

続く

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