山形 枕木交換作業 にわーる

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本日は枕木の一部交換の作業をしてきました。既存の枕木を撤去して、新品の枕木と交換です。

目次

シロアリのせいで枕木がボロボロに。

今回は知り合いの業者さんに頼まれて、枕木の交換作業をして来ました。シロアリにやられたとの事で、被害の大きい2本のみの交換です。

枕木ってそもそも何?

枕木とは線路の下にある線路を支える役割の木です。新品は1万円くらいしますので、庭で使う枕木のほとんどが中古のものとなります。素材はケンパス材という木です。ほとんど国産の物がなくなって来て、中国からの輸入品が多く出回っています。さらに、現在では高耐久性のコンクリート枕木に変わってしまったので、輸入に頼るしかありません。

燻煙枕木は何なの?

燻煙枕木とは杉の木を枕木風に加工して、1週間くらい燻して、煙の成分で燻して防腐効果を持たせた偽枕木です。

今回の現場でもこの燻煙枕木が使用されていました。

燻煙枕木って耐久性が低いんです。昔、現場で何本か余ったので、私の自宅に使ったんですが、3年位で下の方地面ギリギリの所がボロボロになってきて、抜いてみたらシロアリの巣窟となっていました。

ちなみに、現在山形では燻煙枕木の取扱店がなく、材料屋さんに特注で作ってもらいました。燻煙枕木はサイズも中古枕木と違うんですよ。具体的には厚みが8cmしか無く、中古枕木の半分の厚みになります。

中古枕木はクレオソートという黒い塗料が染み込んであり、それが防腐効果を発揮します。

燻煙枕木と中古枕木は、比較すると中古枕木の方が長持ちします。燻して防腐効果を持たせたとしても、素材が杉なのでどうしても腐れるのが早く、結果、交換サイクルが早くなってしまいます。

特注の枕木って腐らないの?

今回作ってもらったのは、材質は杉です。

その杉を長さ2m幅20cm厚み8cmに加工してもらいました。さらに特別な加工をしてもらいました。何を?って思う方もいると思いますので、特徴を説明します。

まず、圧力注入釜で圧力をかけながら防腐剤を圧入します。防腐剤処理をするのとしないのとでは、杉の場合5倍くらい耐久性が違うらしいです。

値段も倍くらい違うんです。その注入してさらに防腐剤塗料を塗った枕木を今回は特別に使いました。注入できる圧力窯を持っている業者は少ないので、したくても手軽にできる事ではありません。

輸入中古枕木は既に10年くらい使い、それをさらに10年くらい使おうって感じです。輸入中古枕木でも、杉の燻煙枕木よりも耐久性は高いです。

注入して防腐剤塗料を塗った杉の枕木と輸入中古枕木の耐久性は同じくらいです。

下の写真が完了です。右から2本分交換しました。右端の下の小さい枕木は、サービスで取り付けて来ました。

まとめ

枕木はいずれにしても雰囲気はかなり良いです。枕木を否定しているサイトやブログもありますが、私は枕木は雰囲気を出す為の素材として使うので大好きです。

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