今回は大きくなってしまったゴールドクレスト。誰もが口をそろえていう言葉「植えた時はこんなに小さくて可愛いかったのに…..ですが、10年も経ってしまうととんでも無いことになってしまいます。さて、どうしようか?その答えを専門家の【にわーる】がお答えします。
最近多いお問い合わせ
最近特に多くなってきている、コニファーの御相談です。
コニファーとは総称で、それぞれに名前がちゃんとあります。グリーンコーンやスカイロケット、ゴールドクレスト等です。
相談内容は決まって、「大きくなったので、どうにかできないか?」が圧倒的に多いです。
おそらく、気付いたときにはもう2階の屋根に到達しそうなそんな状況です。
あなたも思い当たる節はありませんか?
具体的にどうするか?
具体的には、剪定する方法と、伐採する方法と、大まかにいえば2つあります。
剪定を選択
メリット:生かす事で植えた時の思い出を思い起こせる。殺風景にならない。
デメリット:まだ同じ様にならないように、今後も維持費がかかる。
剪定する場合には、小さくする為に時間がかかります。
まず、1年目は枝を抜きます。ほとんどの場合、表面に見えてる葉っぱ以外はありません。
内側の葉っぱは、日が当たらない事で、枯れてしまってます。コニファーの場合、葉っぱがないところで切った場合、その枝は枯れてしまう確率が高いです。というか、ほぼ枯れてしまいます。
ですので、不要な枝を取り除き、中に光を当てて、枝から葉っぱが出るように促します。

このくらい透かせば、新しい葉っぱが中からで出来て、2.3年後に中の新しい葉っぱの所まで、切り戻す事が出来ます。これでも大分小さくなります。

どうですか?2本とも同じ大きさだったんですけど、枝抜きをする事で、すごくコンパクトに、スッキリしたと思いませんか?
更に、この後2.3年後に切り戻す事で、もっと小さくコンパクトになると思います。
たた、注意点があります。コニファーは寒さにとても弱いです。右のままなら余裕で冬も越せますが、左の状態に秋頃してしまうと、冬の寒さで枯れてしまいます。
人間で言えば、裸の状態で雪の中で過ごすのと同じです。
伐採した場合
メリット:維持費がかからない。隣近所に迷惑をかけない。倒木の心配もなくなる。
デメリット:殺風景になる。住宅の見栄えが悪くなるかも。


こんな感じにスッキリとして、奥にも行きやすくなりました。また、殺風景になったり、隣の家との視線やなどが気になる場合はフェンスなどしても良いと思います。

コニファーの場合、切り株からまた生えてくる可能性はゼロに近いです。少なくても、私は一度も経験したことはありません。
つまり、必要ないのであれば、伐採した方が良いと思います。もう気持ちは離れているわけですから。
まとめ
必ずしも、伐採した方が良いとは思いませんが、大きくなりすぎたと思った時点で、その樹木に愛着はもうないと思います。愛着があれば、毎日変化を感じますし、伸びたら剪定しようとネットなどを参考にまずはご自分でやれる範囲でやると思います。
ですので、よっぽどの事情がない限り、伐採をオススメ致します。

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