インスタ等で話題沸騰のプロもオススメのスポーツ専用タビです。仕事などの作業でも使えるか、実際に検証してみたいと思います。
今回は機能面でどの様に優れているのか、レビューしていきたいと思います。
袋から箱箱を出しただけなのに『もう良さそう』
先日注文して本日到着した球太くん。
「サポートスポーツ球太くん」と大々的に書いてあります。サッカーやテニス、バスケットボールやバレーボールのアニメが書いてあると言う事は、これを履いてもスポーツが出来ると言うのでしょうか?
はたまた、大袈裟な演出なのでしょうか?
私のイメージでは、サッカーならアディダス、テニスならヨネックス、バスケットボールならジョーダンワン、バレーボールなら…アシックス?
本当にこれを履いてスポーツが出来るのでしょうか?でも、同級生がこれを履いて体育館に来たら、「はっ?なにそれ?オッサンなの?キノコ取り?」とか思いそう。
私のサイズは27.5cmですが、大きめの28.0cmを購入しました。
箱を開けてみてビックリ!これなら木登りも大丈夫そう。
箱が印象的だったので、中身にはもっと期待してしまいます。
ちょっと待って、そういえば、仲の良い造園業の社長がコレと同じっぽい紹介を、インスタでやってたなーと、ブログを書きながら思い出し、過去の投稿を探しに行って来ました。
結果・・・
ギリセーフ!なんか同じ商品を紹介してたら、カッコ悪いじゃないですか。「同じ商品カッコ悪い」みたいなアレです。まあ、似た様な商品で、ネーミングは完全に負けてますが、同じ商品ではなかったので続けましょう。
やはり、造園業界でも地下足袋からスニーカー型に変更しているのか?
閑話休題 ←使ってみたかったんだよね。
開封直後の映像です!ビニールに包まれた球太くんとその説明書。ビニールよりもオーラに包まれた方が断然似合う、このフォルム。
普通は靴に説明書が付きますか?
どれだけ期待値を高める演出が好きなんですか?もう心臓はバクバク状態です。
この感覚は、健康診断で血圧を測る時に看護婦さんの○ッパ○にムギュとされた、いや、されそうな、あの時のムネバク鼓動と同じ、抑えたい鼓動を抑えきれない自分がいる。血圧が高くたってかんけねー。そんな甘酸っぱい感じです。
ビニール越しに見る球太くんは、靴底がサイドの面までせり上がり、横からの衝撃や攻撃を守るぞ感が凄いです。
近寄り難いオーラを放つ[球太くん]いや、[サポートスポーツ球太くん]開封です。
軽々しく「球太くん」なんて呼んでしまいましたが、その前に、サポートスポーツ?スポーツサポートの方がしっくり来ると思いながら、袋から開けてみます。
なんじゃこりゃー!黒光りがハンパねー!酔っ払ってたら、革靴と間違えちゃうくらい黒光りしてますね。上の布から例えると漆黒からの黒光り。そしてカブトムシ。
そして、内側のサイド面
さらに、外側のサイドメーン!
からの、ウラメーン!カカトメーン!
おまけに、履いたメーン!
いやいや、いま軽く流した方はよく見直して下さい。わかります?【履いたメーン】どうですか?世
界的ラッパーのエミネムもビックリの韻を踏むこのスタイル!イェーイzouenラッパーの誕生だ…
閑話休題
球太くんを細部にわたって考察してみて、発見した事を写真を交えて5つ紹介します。
素足力ってシビレます。聞いたことのないフレーズです。
その前に比較対象を探してわかった各部の呼び方。
靴底→そーる
靴底のせりあげ→ソールの巻き上げ
地下足袋の爪→ハゼ
1つ目は生地の厚さです。普通の靴などとは全然違うとても厚い生地ですが、柔らかい素材です。丈夫で長持ち、今流行りのエスデージーズですね。
2つ目は靴底です。カタログでも分かる様に10mmのスポンジ吸収素材が入っています。現場大王には絶対入っていません。これなら剣山の上でも、火の中でもどこでもいけそうですね。ゴムの厚みも厚く、そしてさらに、溝も深く滑りにくそうな感じです。氷の上でも大丈夫かしら。
3つ目はつまさき周辺です。写真を見て貰えばわかりますが、軽く防水処理がしてあります。緑のシマシマ部分は、他のメーカーの足袋もなっている場合がありますが、青の部分までなっている足袋は滅多にありません。しかも、後ろまでグルっと加工されているのです。あっぱれ!
この防水って凄く便利なんですよ。造園業ってよく水を使うんです。植栽をすれば水をかけますよね?土でコンクリートを汚したら水洗いしますよね?その度に長靴に履き替えていたら、時間がもったいないです。
長靴に履き替えている時間は数分かもしれませんが、1年間で考えると、5分×280日=1400分、23時間の無駄な時間を使っているのです。23時間を8時間で割ると約3日。長靴の履き替えてだけで、年間3日も損してるんです。
それよりも何よりも履き替えるのが面倒くさいんです。
4つ目はマジックテープで履きやすいし、脱ぎやすい。現場大王の様な足袋は、とにかく最初は履きにくいのです。
私も最初の頃はなかなか上手く履けなくて、悔しさのあまり枕をよく濡らしてました。足袋がうまく履けなくて仕事を辞めてしまったと言う人も中にはいるでしょう。
でも、球太くんがあなたの味方になってくれます。小さい時に履いていた靴の様にマジックペロリンなのです。コレは簡単ですよね。目をつぶっていたって、二日酔いだって履けてしまいます。しかも、マジックは3段になっているので、相当な怪力にでも引っ張られない限り、脱げる事はないでしょう。
5つ目はハイカットの形状です。くるぶしの辺りまで締められますので、砂やゴミが入りづらくなっています。血が止まるほどマジックを引っ張れば、ホコリも入らないかもしれません。が、鬱血して足首から下が使い物にならなくなるかもしれません。
靴の中に砂やゴミが入ると気になりませんか?
私は結構気になる方で、仕事に集中出来なくなってしまいます。そもそも飽きっぽい性格なので、砂が入ってからの集中力は1分は持ちませんね。
球太くんを履いたら出来そうな事を5つ考えてみた。
1つ目はやはり、本業の造園業ですよね。そのために買ったんですから。造園業はハードな仕事なので、すぐに作業靴がダメになります。現場大王も1ヶ月位で、小指の下の膨らんでる所の縫い目がほつれて来ます。球太くんに変えたら、ゴツゴツした砂利とか痛くないんだろうなー。
2つ目はランニング。またはウォーキング。友達や家族と朝の早い時間に歩きたくなってきますよね。裏地にクッションが入っていて、長距離を歩けるので、有酸素運動に効果的ではないでしょうか?期待できます。日頃の不摂生もリセットできます。ただ、有酸素運動って脂肪よりも筋肉が落ちるみたいなので、やりすぎは禁物です。
3つ目はやっぱり登山ですね。この靴を履いて一度はエベレストを登ってみたいと思えて来ました。エベレストとは言わなくても、千歳山くらいは制覇してみたいものです。水筒持っておにぎりは雑穀米で作ってと。
4つ目はバスケットボールですね。NBAで球太くんを履いてプレーしたら、アメリカ人からは「サムライシューズ」と賞賛間違いなしでしょう。また、バスケ特有のキュッキュッと言う効果音も誰よりも出せるでしょうね。ワクワクして来ました。
5つ目は普段使いですね。球太くんを履いて通勤したり、街に繰り出したり、買い物したり、夜には居酒屋からの締めのキャバクラですよね。
旅行に行くのも良いですね。旅先でも足が痛くならずに、色々な所を見て回れそうです。せっかくの旅行も靴擦れしたら台無しになります。
やりたい事はまだまだありますが、球太くんを履くことで、未来が明るくなって来ました。2度目のワクワクして来ますよね?
ライバルを比較してみましょう
私が愛してやまない現場大王との比較から始めてみましょう。
[現場大王]とは力王というメーカーから発売されている、安全足袋です。つま先に強化プラスチックが入っていて、簡易的につま先を守ってくれるので安全性が高く、とても頼もしい足袋なんです。足袋ってつま先がほぼ無防備ですからね。ぶつかると痛いんです。
でもね、球太くんと比べてみてわかりますが、靴底がペラペラですね。これでは、足の裏が痛いですよ。長時間砂利の上で作業したら、次の日は歩けなくなるかもしれません。
また、足袋は基本的に爪を引っ掛けて履いていくので、履いたり脱いだりするのが面倒です。
1番最悪なのは、昼ごはんを食べに行った時に、座敷に案内される事です。今、想像しても寒気がします。
次のエントリーはこちらです。
Amazonで人気の商品と比較してみました。
よく見かけるオシャレと安全性を両立した作業用の靴です。パッと見た感じ、作業用なのかそうじゃないのかわかりません。しかし、このシリーズはローカットモデルが多く、ホールド感がイマイチです。靴底は球太くんより分厚いですが、足の裏の感覚も大事にしている私としてはデメリットでしかありません。やはり、靴底は10mmのクッションが1番適しています。
次のエントリー。楽天で人気のハイカットモデル。
球太くんとライバル関係にありそうな見た目の作業靴ですね。靴の先は割れていません。ハイカットでつま先の防水処理、しかもマジックペロリンで生地も丈夫そう。つま先にもプラスチックが入ってそう。でも、なんか安っぽそう。靴底も薄いし、生地が薄そう。
サイドまでゴムが、せり上がっていないのが欠点ですね。いい勝負は出来そうでしたが、やはり総合的には球太くんに軍配です。
次のエントリーはオシャレな地下足袋。比較する足袋を探していたら、偶然見つけたオシャレさん。
業界内でもファンの多いプロガードジョグというシリーズのデニムバージョン。いや、これは見ただけでオシャレですね。なんといっても、靴底部分がブラックカーボン配合の真っ黒なんですって。長持ちもしそうです。
最近はオシャンテーな作業着が多いです。その中でもダントツ人気のデニムのストレッチ素材の物があります。シルエットもスリムで、太っている人が着ても、不思議とスリムに見える、言い換えればマジックデニム。
それと合わせれば、作業着の上下がデニム素材。さらに靴までデニム足袋、そんでもって、ヘルメットも手袋も靴下も、さらにはマスクまでデニム生地で揃えたら、最強のデニムマンの誕生じゃないですか?
しかも、ハゼは白でコーティング、中の生地はブラック、ステッチもグレーで、さらに、左足のくるぶしの上にだけポケットがついています。
あーもうっ、職人心をグッと鷲掴みされてる気分です。職人さんは粋な人が多いので、見えない所がカッコいいとグッときます。学ランの裏地に龍の刺繍のアレと一緒ですね。
早くは履きたいぜー
親方・・・
ただ、懸念される事は、新品の足袋にダメージを与える行為です。ダメージジーンズの様に、足袋にも切ったり、穴を開けたりして、ボロボロにするあの行為ですよ。足袋にもそれをしたら終わりますからね。一発でゴミ箱いきですよ。
プロガードジョグのデニムバージョン…いいな…
価格面での比較
ここまでは、見た目や機能の面で比較しましたが、次は価格の面で比較したいと思います。
他の商品を探すのもめんどくさい人の為に、比較もしてみましたが、球太くんは価格的には中間位ですね。
ちなみに私は楽天のホームセンターセブンから購入いたしました。
球太くんのデメリット5つ探してみた。
1つ目は色の選択が出来ない。私のカラーは紺色なんです。藍染というものです。黒とか白とかの地下足袋を履く人もいますが、私は紺一択です。理由はわかりませんが、紺色が好きな事は確かです。職人さんの70%は紺色率を選ぶ人が多いです。
2つ目は靴底の色です。プロガードジョグのデニムを見てから、黒のソールが良くなりました。黒のソールがあると分かってからは、黒一択ですね
3つ目は履くときにマジックが邪魔をすることです。具体的に言うと脱いだ状態で、その後に履こうとするときつくて履けません。一度しゃがんでマジックテープをさらに緩めないと履けません。何度も脱いだり履いたりする作業のときは、ちょっとめんどくさいですね。でも、かかとの所が柔らかいので、つぶして履けば何とかなるかもしれません。
4つ目はちょっと重いという事です。重いといってもオーソドックスな地下足袋に比べてなのですが、全体的にゴツイのでちょっと違和感があります。木に登るときに枝の隙間に足がかけれるかちょっと心配です。
5つ目は4つ目と被る内容ですが、造園業の業種の一つに芝張りがあります。芝を張るときには土を平らに均しますよね?その時にソールの薄い足袋は、土の凸凹を教えてくれます。足の裏に違和感を伝えてくれるんです。分厚いソールはそれができません。どっちがいいかは一概に言えませんが、このことに対しては甲乙つけがたいです。
余りデメリットが見当たりませんが、価格・機能・履きごこちともに、トータル的に良い商品だと思います。
あとは、実際作業してみての耐久性ですかね。ここが一番重要ですから。
最後に
作業をするときには地下足袋だという親方などもいるでしょうが、作業しやすい靴が一番いいと思います。私も実際に現場大王を履いていた時に、足の裏に釘が刺さってひどい目にあいました。
ここまでは、見た目の感想や機能性の妄想をしてきいました。
つぎは、いよいよ現場で実際に作業して、造園業に適しているのか?はたまた、スポーツに特化しているのか?実際に作業してみての感想を書きたいと思います。
コメント